■……ジーンズの色落ち自由自在……■
色落ち具合を楽しみたいジーンズ
今年の冬は雪も多く、寒かったですねえ。
でもさすがに4月、お店の前を通る人のファッションはまさに春色☆って感じです。
Gジャンに、てろんとした化繊の花柄プリントスカートをあわせたお嬢さんは、大学生かしら?
淡いベージュのスプリングコートに、ホワイトシャツとジーンズ、パンプスで決めた女性は、OLさんかな?
この季節は、カジュアルでアクティブなデニムファッションが目立ちますね。
デニムはほとんどが綿100%。テンセル素材など取り扱い絵表示で水洗い不可とされているものを除き、ご家庭で手軽に洗濯できる素材です。
ただ、ファッション性の高いものやブランド品の場合は、クリーニングに出されるお客様が少なくありません。
「このジーンズはブランド物で、すごく高かったの。絶対色落ちさせたくないから、洗濯はプロにお任せすることにしたわ。だから、喜久屋さん、よろしくねっ! 大丈夫よねっ!」
心配そうに何度も念を押されていた、若いお客様もいらっしゃったり(^^;。
たしかに、揮発性の溶剤で汚れをとるドライクリーニングなら、家庭での水洗いよりも色落ち、縮みのおそれは少なくなります。
でも「絶対」色落ちしないとは保証いたしかねます。
なにせ、嘘はつけない性分です、ご勘弁を。
ジーンズの染料はもともと、とても落ちやすいもの。
実際、おろしたてのジーンズを濡れタオルでポンと叩けば、タオルが青く染まるほどです。
洗濯のたびに洗濯液、すすぎ液が真っ青になり、他の衣類まで染まってしまった……なんて経験をお持ちの方も多いのでは?
デニム素材とは、本来、色落ちのプロセスを楽しむべきアイテムなのです。
「<絶対に>色落ちしないように洗う」
のは、クリーニング業者であっても不可能。どんなに配慮しても、ごく僅かには色落ちしてしまいます。
色落ちを嫌って洗わなければ、ただ不潔になるだけだし、汗や皮脂の成分による生地の劣化や変色も心配です。
むしろ発想を変えて、
「洗い方次第で色落ち具合を、自由自在にコントロールできる!」
と、お洗濯による色合いの変化を楽しんでいただきたいですね。
なるべく色落ちさせない方法&ばっちり色落ちさせる方法
ご家庭でお洗濯する場合、なるべく色落ちさせたくないなら、色止めをしましょう。
洗濯洗剤は蛍光剤や漂白剤が入っていないタイプを使い、洗剤と同量の酢を加えるだけで、色落ちしにくくなります。
洗濯機に入れるときは、ジーンズを裏返して弱流(ドライコース)で洗います。
分厚く固い生地が、洗濯槽に直接ぶつかると、色落ち、色ムラになりやすいからです。
干すときは裏返しのままで陰干しすれば、日光による色あせも防げます。
色落ち、色ムラを期待するなら、ジーンズは表のまま、洗濯機は強流で洗います。
洗剤は、蛍光剤や漂白剤が入っていてもOK。洗濯機の中で洗剤をよく溶かしてからジーンズを入れましょう。
洗い上がったら、日なたに干します。
軽石などで表面をこすったり、塩素系漂白剤で一気に白く加工する方法もありますが、私どもには生地の悲鳴が聞こえるような気がして、あまりおすすめできません。
ノリのきいた真新しい状態から、日々着用しては洗うことを繰り返し、じっくりと「世界にたった一本だけ」の状態に育て上げていく……。
それこそがジーンズの醍醐味だと思いますよ。
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色落ちも 色ムラも愛し マイデニム
世界にたった一本だけ |
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