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衣類の虎MORE!
第三項・【クリーニング業界で虎視眈々】昭和クリーニング立志伝喜久屋創業者・現会長、中畠憲治が見てきた昭和とクリーニング業界
●vol.25 「信一の下積み時代」
●vol.26 「みんな仲間」
●vol.27 「名物社長の名言」
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■老舗クリーニング店発・業界秘話■


〜喜久屋創業者・現会長、中畠憲治が見てきた昭和とクリーニング業界のドキュメント〜

【第一回……アンミツ一杯分】
 昭和29年。ひとりの青年が東京都文京区のクリーニング店の門を叩いた。群馬県群馬村生まれの21歳。職歴は玩具づくりにクリーニング店の外交員。金なし、後ろ楯なし、現場経験や知識も0。夢と希望だけはあふれんばかりに持っていた彼こそ、(株)喜久屋の創業者にして現会長・中畠憲治である。
 当時のクリーニングは、富裕層向けのサービスだった。ワイシャツ1枚のクリーニング代がラーメン1杯分に匹敵する高値にもかかわらず、朝鮮戦争による特需景気に国中がわいたこの時期、需要は右肩上がりに増えていった。
しかし彼の当時の給料は、アンミツ一杯分……。ここから物語が始まる。
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